OpenClawのチャンネルとルーティング設定ガイド
複数のチャットプラットフォームをまたいでボットを運用するのは、設定が複雑になりがちです。メッセージがどこから来て、どのエージェントがどこに返信すべきかを正確に管理するのは、開発者にとって共通の悩みではないでしょうか。
OpenClawでは、ルーティングは決定論的に行われます。モデルが返信先を選ぶのではなく、ホスト側の設定によって「メッセージが来たチャンネルにそのまま返す」仕組みになっています。
- OpenClawの基本セットアップ
- 利用するチャンネルの有効化(WhatsApp, Telegram, Discord, Slack, Signal, iMessage, WebChat)
agents.listおよびbindingsの設定知識
クイックスタート
Section titled “クイックスタート”OpenClawのルーティングを5分で設定するための最小ステップを紹介します。
1. Agentの定義とバインディング
Section titled “1. Agentの定義とバインディング”まず、agents.list でエージェントを定義し、bindings で特定のチャンネルやチームをそのエージェントに紐付けます。
{ agents: { list: [{ id: "support", name: "Support", workspace: "~/.openclaw/workspace-support" }], }, bindings: [ { match: { channel: "slack", teamId: "T123" }, agentId: "support" }, { match: { channel: "telegram", peer: { kind: "group", id: "-100123" } }, agentId: "support" }, ],}2. ルーティングルールの優先順位
Section titled “2. ルーティングルールの優先順位”OpenClawは以下の優先順位で、受信メッセージに対して1つのエージェントを選択します。
- Exact peer match:
peer.kindとpeer.idが一致する場合 - Guild match: Discordの
guildIdによる一致 - Team match: Slackの
teamIdによる一致 - Account match: チャンネル上の
accountIdによる一致 - Channel match: そのチャンネル上の任意のアカウント
- Default agent:
default設定されたエージェント、またはリストの先頭
3. Session Key の構造を理解する
Section titled “3. Session Key の構造を理解する”メッセージのコンテキストは Session Key ごとに分離して保存されます。
- Direct messages: エージェントのメインセッション(例:
agent:main:main)に集約されます。 - Groups/Channels: チャンネルごとに隔離されます(例:
agent:main:telegram:group:-1001234567890)。 - Threads: SlackやDiscordのスレッドは、ベースキーに
:thread:<threadId>が追加されます。
4. 複数エージェントの同時実行(Broadcast)
Section titled “4. 複数エージェントの同時実行(Broadcast)”特定のグループで複数のエージェントを同時に動かしたい場合は、broadcast 設定を使用してください。
{ broadcast: { strategy: "parallel", "120363403215116621@g.us": ["alfred", "baerbel"], "+15555550123": ["support", "logger"], },}トラブルシューティング
Section titled “トラブルシューティング”メッセージが意図しないエージェントにルーティングされる
Section titled “メッセージが意図しないエージェントにルーティングされる”ルーティングは bindings の優先順位に従います。特定のグループやチームに専用のエージェントを割り当てたい場合は、Default agent に頼らず、match ルールを明示的に記述してください。
セッションデータやログの場所がわからない
Section titled “セッションデータやログの場所がわからない”デフォルトでは ~/.openclaw ディレクトリ配下に保存されます。
- セッション情報:
~/.openclaw/agents/<agentId>/sessions/sessions.json - 会話ログ: 同ディレクトリに JSONL 形式で保存されます。
これらは
session.store設定でカスタマイズ可能です。
設定の詳細で困ったときは、AI Setup Assistant も活用してみてください。
次のステップ
Section titled “次のステップ”OpenClaw Expert
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