Sandbox CLI を使ったエージェント実行環境の管理
エージェントを実行するための環境を整えた後、設定を少し変更したり Docker イメージを更新したりすることはよくあります。しかし、すでに起動しているコンテナが古い設定のまま動き続けてしまい、変更が反映されなくて困ったことはないでしょうか。
手動でコンテナを一つずつ削除するのは手間がかかりますし、どのコンテナがどのセッションに対応しているのかを判断するのも簡単ではありません。こうした環境管理の課題を解決するために、OpenClaw には Sandbox CLI が用意されています。
- Docker ベースのサンドボックス環境
- OpenClaw の設定ファイル(
~/.openclaw/openclaw.json)
クイックスタート
Section titled “クイックスタート”設定変更を反映させ、環境をクリーンに保つための 2 つのステップを紹介します。
1. 現在の状態を確認する
Section titled “1. 現在の状態を確認する”まずは、現在のサンドボックスがどのように動作しているかを確認しましょう。
# モードや権限、設定パスを確認openclaw sandbox explain
# 実行中のコンテナ一覧を表示openclaw sandbox list2. コンテナを再作成する
Section titled “2. コンテナを再作成する”イメージの更新や設定の変更を反映させるために、古いコンテナを削除します。コンテナは、次にエージェントが使用される際に現在の設定で自動的に再作成されます。
# すべてのコンテナを強制的に再作成openclaw sandbox recreate --all --force主要なコマンド
Section titled “主要なコマンド”openclaw sandbox explain
Section titled “openclaw sandbox explain”有効なサンドボックスのモード、スコープ、ワークスペースへのアクセス権限、ツールポリシーなどを検査します。修正が必要な場合の設定キーのパスも表示されます。
openclaw sandbox explainopenclaw sandbox explain --session agent:main:mainopenclaw sandbox explain --agent workopenclaw sandbox explain --jsonopenclaw sandbox list
Section titled “openclaw sandbox list”すべてのサンドボックスコンテナの状態と構成をリスト表示します。
openclaw sandbox listopenclaw sandbox list --browser # ブラウザコンテナのみ表示openclaw sandbox list --json # JSON 形式で出力出力に含まれる情報:
- コンテナ名とステータス(実行中/停止)
- Docker イメージ(設定と一致しているか)
- 作成からの経過時間
- アイドル時間(最後の使用からの経過時間)
openclaw sandbox recreate
Section titled “openclaw sandbox recreate”サンドボックスコンテナを削除し、新しいイメージや設定で再作成されるようにします。
openclaw sandbox recreate --all # すべてのコンテナを対象にするopenclaw sandbox recreate --session main # 特定のセッションを指定openclaw sandbox recreate --agent mybot # 特定のエージェントを指定openclaw sandbox recreate --browser # ブラウザコンテナのみ対象ユースケース
Section titled “ユースケース”Docker イメージを更新したとき
Section titled “Docker イメージを更新したとき”新しいイメージをプルした後は、既存のコンテナを入れ替える必要があります。
docker pull openclaw-sandbox:latestdocker tag openclaw-sandbox:latest openclaw-sandbox:bookworm-slim
# 設定反映のために再作成openclaw sandbox recreate --allサンドボックスの設定を変更したとき
Section titled “サンドボックスの設定を変更したとき”agents.defaults.sandbox などの設定を変更した後に実行します。
openclaw sandbox recreate --allsetupCommand を変更したとき
Section titled “setupCommand を変更したとき”エージェントのセットアップコマンドを変更した場合も、環境の更新が必要です。
openclaw sandbox recreate --agent family特定のエージェントのみ更新したいとき
Section titled “特定のエージェントのみ更新したいとき”特定のエージェントに関連するコンテナだけをターゲットにできます。
openclaw sandbox recreate --agent alfredトラブルシューティング
Section titled “トラブルシューティング”古い設定が反映されない
サンドボックスの Docker イメージや設定を更新しても、既存のコンテナは古い設定のまま動き続けます。通常、コンテナは 24 時間アイドル状態にならないと自動削除されません。
解決策: openclaw sandbox recreate を使用して古いコンテナを強制的に削除してください。
手動削除による不整合
docker rm を使って手動でコンテナを削除すると、Gateway のコンテナ命名規則と一致しなくなるなど、予期せぬ挙動を招くことがあります。
解決策: 手動操作は避け、常に openclaw sandbox recreate を使用することをおすすめします。
次のステップ
Section titled “次のステップ”OpenClaw Expert
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