openclaw onboard リファレンスガイド
新しいツールを使い始める際、環境構築の複雑さに圧倒されることはありませんか。設定ファイルの記述や認証情報の同期、バックグラウンドプロセスの管理など、本来の作業に辿り着くまでに多くのハードルが存在します。
こうしたセットアップの負担を軽減し、対話形式で設定を完了させるのが openclaw onboard です。このガイドでは、CLI を使用して環境を構築するための詳細な手順を説明します。
セットアップを開始する前に、以下の準備ができているか確認してください。
- Node.js (推奨。WhatsApp や Telegram の利用に必要です。Bun は推奨されません)
- npm または pnpm (パッケージ管理に使用します)
- macOS または Linux / Windows (WSL2)
- Java 21 (Signal の JVM ビルドを使用する場合に必要です)
クイックスタート
Section titled “クイックスタート”5 分ほどで最小限の構成をセットアップする手順は以下の通りです。
- コマンドの実行: ターミナルで
openclaw onboardを実行します。 - モードの選択: 通常は Local モードを選択します。既存の設定がある場合は、Keep(保持)、Modify(変更)、Reset(リセット)から選べます。
- 認証の設定: Anthropic や OpenAI などの API キーを入力、または OAuth 認証を行います。
- 動作確認: セットアップの最後に
openclaw healthが実行され、Gateway の状態を確認できます。
Local Flow Details
Section titled “Local Flow Details”ローカルモードでは、以下のステップを順番に進めていきます。
1. 設定の検出とリセット
Section titled “1. 設定の検出とリセット”~/.openclaw/openclaw.json が既に存在する場合、ウィザードはその設定をどう扱うか尋ねます。設定が古い、あるいは無効な場合は openclaw doctor の実行を求められることがあります。リセット(--reset)を選択した場合、trash を使用して以下のスコープで削除を実行できます。
- Config のみ
- Config + credentials + sessions
- フルリセット(Workspace も削除)
2. Workspace と Gateway
Section titled “2. Workspace と Gateway”デフォルトでは ~/.openclaw/workspace が作成されます。Gateway の設定では、ポート、バインド設定、認証モード、Tailscale の利用可否を選択します。ローカルのクライアントのみが接続する場合でも、セキュリティのためにトークン認証を有効にすることが推奨されます。
3. Channels の設定
Section titled “3. Channels の設定”以下の Channel をオプションで追加できます。
- WhatsApp / Telegram / Discord: ボットトークンや QR ログインを使用します。
- Google Chat / Mattermost: サービスアカウントの JSON やプラグイン設定を使用します。
- Signal / BlueBubbles: CLI のパスやサーバー URL を設定します。
- iMessage:
imsgCLI パスとデータベースへのアクセス権が必要です。
4. Daemon のインストール
Section titled “4. Daemon のインストール”バックグラウンドで Gateway を実行し続けるための設定を行います。
- macOS: LaunchAgent を使用します。
- Linux / Windows (WSL2): systemd ユーザーユニットを使用します。ログアウト後も動作を維持するために
loginctl enable-lingerの実行を試みます。
Auth and Model Options
Section titled “Auth and Model Options”利用可能な認証とモデルのオプションは多岐にわたります。
- Anthropic: API キーの直接入力、または Claude Code CLI の OAuth 情報を再利用できます。
- OpenAI:
OPENAI_API_KEYの使用、または OpenAI Code サブスクリプションの OAuth を利用します。 - その他のプロバイダー: xAI (Grok), OpenCode Zen, Vercel AI Gateway, Cloudflare AI Gateway, MiniMax, Moonshot (Kimi) などに対応しています。
ヘッドレスサーバーでセットアップを行う場合は、ブラウザのある環境で OAuth を完了させ、生成された ~/.openclaw/credentials/oauth.json をサーバーにコピーすることで認証を完了できます。
トラブルシューティング
Section titled “トラブルシューティング”セットアップ中に問題が発生した場合は、以下の解決策を確認してください。
- 設定が無効と表示される: ウィザードを一度終了し、
openclaw doctorを実行してエラーの詳細を確認してください。 - GUI が検出されない: ブラウザを自動で開けない環境では、Control UI にアクセスするための SSH ポートフォワーディングの手順がターミナルに表示されます。
- Control UI のアセットが足りない: ウィザードが自動的にビルドを試みますが、失敗する場合は
pnpm ui:buildを手動で実行してください。 - モデルが動作しない: 設定したモデルが不明、または認証が不足している場合、ウィザードが警告を表示します。API キーが正しく保存されているか確認してください。
次のステップ
Section titled “次のステップ”OpenClaw Expert
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