Raspberry PiでOpenClawを動かす:24時間稼働のAI Gatewayを構築する方法
AIアシスタントやボットを24時間動かし続けたいけれど、毎月のクラウド料金が気になることはありませんか?あるいは、自分のPCをずっと電源オンにしておくのも、電気代やファンの騒音が心配ですよね。
そんな時は、Raspberry Piの出番です。一度のハードウェア購入(約35〜80ドル)だけで、月額費用なしの自分専用Gatewayを構築できます。個人用のAIアシスタントやホームオートメーションのハブ、TelegramやWhatsAppのボットを運用するのに最適な環境が手に入ります。
セットアップを始める前に、以下の準備ができているか確認してください。
- Raspberry Pi 4 または 5(2GB以上のRAMを推奨)
- MicroSDカード(16GB以上)または USB SSD(より高いパフォーマンスを求める場合)
- 電源アダプタ(Raspberry Pi公式の電源を推奨)
- ネットワーク接続(Ethernet または WiFi)
- 作業時間:約30分
クイックスタート
Section titled “クイックスタート”1. OSの書き込み
Section titled “1. OSの書き込み”ヘッドレスサーバー(ディスプレイなし)として運用するため、Raspberry Pi OS Lite (64-bit) を使用します。
- Raspberry Pi Imager をダウンロードします。
- OSに Raspberry Pi OS Lite (64-bit) を選択します。
- ギアアイコン(⚙️)をクリックして、事前設定を行います:
- ホスト名:
gateway-host - SSHを有効化
- ユーザー名とパスワードを設定
- WiFi設定(Ethernetを使わない場合)
- ホスト名:
- SDカードまたは USBドライブに書き込みます。
- Raspberry Piに挿入して起動します。
2. SSHで接続
Section titled “2. SSHで接続”ターミナルから接続します。
ssh user@gateway-host# またはIPアドレスを使用ssh user@192.168.x.x3. システムのセットアップ
Section titled “3. システムのセットアップ”システムを最新の状態にし、必要なパッケージをインストールします。
# システムの更新sudo apt update && sudo apt upgrade -y
# 必須パッケージのインストールsudo apt install -y git curl build-essential
# タイムゾーンの設定(cronやリマインダーに重要)sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo # お住まいの地域に合わせて変更してください4. Node.js 22 (ARM64) のインストール
Section titled “4. Node.js 22 (ARM64) のインストール”# NodeSource経由でNode.jsをインストールcurl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_22.x | sudo -E bash -sudo apt install -y nodejs
# 確認node --version # v22.x.x と表示されるはずですnpm --version5. Swapの追加(2GB以下のモデルでは必須)
Section titled “5. Swapの追加(2GB以下のモデルでは必須)”メモリ不足によるクラッシュを防ぐために、Swapを設定します。
# 2GBのSwapファイルを作成sudo fallocate -l 2G /swapfilesudo chmod 600 /swapfilesudo mkswap /swapfilesudo swapon /swapfile
# 設定を永続化echo '/swapfile none swap sw 0 0' | sudo tee -a /etc/fstab
# 低RAM向けの最適化(swappinessを下げます)echo 'vm.swappiness=10' | sudo tee -a /etc/sysctl.confsudo sysctl -p6. OpenClaw のインストール
Section titled “6. OpenClaw のインストール”推奨される標準インストールを実行します。
curl -fsSL https://openclaw.ai/install.sh | bash※コードを直接編集したい場合は、git clone を使った Hackable Install も可能です。
7. オンボーディングの実行
Section titled “7. オンボーディングの実行”ウィザードに従って設定を進めます。
openclaw onboard --install-daemon- Gateway mode: Local を選択
- Auth: API keys を推奨(ヘッドレス環境では OAuth は設定が難しいため)
- Channels: Telegram が最も簡単に始められます
- Daemon: Yes (systemd) を選択
8. インストールの確認
Section titled “8. インストールの確認”# ステータスの確認openclaw status
# サービスの確認sudo systemctl status openclaw
# ログの表示journalctl -u openclaw -f9. Dashboard へのアクセス
Section titled “9. Dashboard へのアクセス”Raspberry Pi はヘッドレスなので、SSHトンネルを使って手元のPCからアクセスします。
# あなたのPC(ラップトップなど)から実行ssh -L 18789:localhost:18789 user@gateway-host
# ブラウザで以下を開くhttp://localhost:18789Tailscale を使えば、外出先からでも安全にアクセスできるようになります。
パフォーマンスの最適化
Section titled “パフォーマンスの最適化”USB SSD の使用
Section titled “USB SSD の使用”SDカードは低速で寿命も短いため、USB SSD を使うとパフォーマンスが劇的に向上します。
メモリ使用量の削減
Section titled “メモリ使用量の削減”ヘッドレス運用では、不要なメモリ割り当てを減らしましょう。
# GPUメモリの割り当てを最小限にするecho 'gpu_mem=16' | sudo tee -a /boot/config.txt
# Bluetoothが不要なら無効化sudo systemctl disable bluetoothARMに関する注意点
Section titled “ARMに関する注意点”- 64-bit OSを必ず使用してください: Node.js や最新のツールを動かすために必須です。
uname -mでaarch64と表示されるか確認してください。 - モデルの選択: Raspberry Pi は Gateway としてのみ機能させ、実際の推論はクラウドの API(Claude や GPT-4o など)に任せるのがベストです。ローカル LLM を Pi で動かすのは速度面でおすすめしません。
トラブルシューティング
Section titled “トラブルシューティング”メモリ不足 (OOM)
Section titled “メモリ不足 (OOM)”free -h でメモリを確認してください。不足している場合は、ステップ5に従って Swap を増やすか、実行しているサービスを減らしてください。
パフォーマンスが低い
Section titled “パフォーマンスが低い”- SDカードではなく USB SSD を使用してください。
- 不要なサービスを無効化します:
sudo systemctl disable cups bluetooth avahi-daemon vcgencmd get_throttledで CPU のスロットリングが発生していないか確認してください。
サービスが起動しない
Section titled “サービスが起動しない”ログを確認して原因を特定します。
journalctl -u openclaw --no-pager -n 100WiFi が切断される
Section titled “WiFi が切断される”ヘッドレス運用で WiFi が不安定な場合は、電力管理をオフにします。
sudo iwconfig wlan0 power off設定で困ったことがあれば、AI Setup Assistant がお手伝いします。
次のステップ
Section titled “次のステップ”- Linux guide — 一般的な Linux セットアップ
- Tailscale — リモートアクセスの設定
- Nodes — PCやスマホを Gateway とペアリングする
OpenClaw Expert
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