OpenClawのAPI利用状況とコストを管理する
新しいツールを導入した際、気づかないうちにAPIの請求額が膨らんでいて驚いたことはありませんか?どの機能がどのAPIキーを消費し、どこでそのコストを確認できるのかを把握しておくことは、開発者にとって非常に重要です。
OpenClawでは、APIキーを使用したアクションが発生する場所が明確に定義されています。無駄な支出を抑えつつ、賢くツールを使いこなすためのポイントを見ていきましょう。
- 使用するプロバイダーのAPIキー(OpenAI, Anthropic, Google, Brave, Firecrawl, ElevenLabsなど)
auth-profiles.jsonまたは環境変数の設定- OpenClawの実行環境
クイックスタート
Section titled “クイックスタート”まずは、現在のコストと利用状況を5分で確認する方法を紹介します。
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セッションごとのコスト確認 チャット内で
/statusを入力してください。現在のモデル、コンテキストの使用量、そして前回のレスポンスにかかった推定コストが表示されます。 -
返信ごとのコスト表示
/usage fullを実行すると、すべての返信にコスト情報のフッターが追加されます。 -
プロバイダーのクォータ確認 CLIで以下のコマンドを実行し、現在の利用枠(quota)の状況を確認します。
Terminal window openclaw status --usageopenclaw channels list -
トークン数のみの表示 コスト(金額)を非表示にしてトークン数だけを確認したい場合は、
/usage tokensを使用してください。
APIキーが使用される主な機能
Section titled “APIキーが使用される主な機能”OpenClawでは、主に以下の10個の機能でAPIキーによるコストが発生します。
1. モデルのレスポンス
Section titled “1. モデルのレスポンス”チャットやToolの使用など、OpenAIやAnthropicといったプロバイダーを介したすべてのやり取りが対象です。これが最も大きなコスト要因となります。
2. メディアの解析
Section titled “2. メディアの解析”音声、画像、ビデオの解析を行う際にAPIを呼び出します。
- Audio: OpenAI, Groq, Deepgram(キーが存在すれば自動有効化)
- Image: OpenAI, Anthropic, Google
- Video: Google
3. メモリの埋め込み(Embeddings)
Section titled “3. メモリの埋め込み(Embeddings)”セマンティック検索を利用する場合、以下のプロバイダーでコストが発生します。
memorySearch.providerを"openai","gemini","voyage"に設定している場合。- コストを抑えたい場合は、
"local"に設定することでAPIを使用せずに処理できます。
4. Web Search Tool
Section titled “4. Web Search Tool”web_search ツールは以下のAPIを使用します。
- Brave Search API:
BRAVE_API_KEYを使用。 - Perplexity: OpenRouter経由で利用。
5. Web Fetch Tool (Firecrawl)
Section titled “5. Web Fetch Tool (Firecrawl)”web_fetch で Firecrawl を設定している場合にAPIを呼び出します。設定がない場合は、直接フェッチを行うためAPIコストはかかりません。
6. ステータスとヘルスチェック
Section titled “6. ステータスとヘルスチェック”openclaw status --usage などのコマンドは、プロバイダーのAPIエンドポイントを叩いて情報を取得します。低ボリュームですが、APIリクエストとしてカウントされます。
7. コンパクション(要約)機能
Section titled “7. コンパクション(要約)機能”セッション履歴が長くなった際の自動要約(Compaction safeguard)は、現在のモデルを使用して実行されるため、APIコストが発生します。
8. モデルのプロブ(Model Scan)
Section titled “8. モデルのプロブ(Model Scan)”openclaw models scan を実行して OpenRouter のモデルを調査する際、有効化されていれば API を使用します。
9. Talkモード(音声合成)
Section titled “9. Talkモード(音声合成)”音声対話モードで ElevenLabs を使用するように設定している場合、音声合成のコストが発生します。
10. Skills
Section titled “10. Skills”サードパーティの Skill 内で APIキー(skills.entries.<name>.apiKey)が定義されている場合、その Skill の実行に応じて外部APIのコストがかかることがあります。
トラブルシューティング
Section titled “トラブルシューティング”- コストが表示されない: OAuthフローを使用している場合、金額ベースのコスト表示は隠されます。APIキー認証を使用しているか確認してください。
- Brave Searchの制限: Braveの無料枠は「月間2,000リクエスト、秒間1リクエスト」までです。利用にはクレジットカードによる認証が必要ですが、アップグレードしない限り課金は発生しません。
詳細な設定やサポートが必要な場合は、AI Setup Assistant を活用してください。
次のステップ
Section titled “次のステップ”OpenClaw Expert
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