OpenClaw での Bonjour / mDNS を使った Gateway の自動検出
開発中、別のデバイスからサーバーに接続しようとして、IPアドレスをいちいち確認したり、設定ファイルに書き込んだりするのは面倒ですよね。ネットワーク環境が変わるたびに接続先を探し直す作業は、本来の作業を妨げるストレスになりがちです。
OpenClaw では、Bonjour (mDNS / DNS-SD) を使用して、LAN 内にあるアクティブな Gateway(WebSocket エンドポイント)を自動で検出できます。これは LAN 内での利便性を高めるための機能であり、SSH や Tailscale ベースの接続を完全に置き換えるものではありませんが、日々の作業をぐっと楽にしてくれます。
What You’ll Need
Section titled “What You’ll Need”- OpenClaw Gateway を実行するホスト
- macOS、iOS、または Android の Node デバイス
- Tailscale(ネットワークをまたいで利用する場合)
Quick Start
Section titled “Quick Start”設定は 5 分ほどで完了します。以下の手順で Gateway の自動検出を有効にしましょう。
1. Gateway の設定(推奨)
Section titled “1. Gateway の設定(推奨)”~/.openclaw/openclaw.json を編集して、Tailnet 経由での公開を有効にします。
{ gateway: { bind: "tailnet" }, // tailnet 限定(推奨) discovery: { wideArea: { enabled: true } }, // 広域 DNS-SD 公開を有効化}2. DNS サーバーのセットアップ
Section titled “2. DNS サーバーのセットアップ”Gateway ホストで以下のコマンドを実行します。これにより CoreDNS がインストールされ、設定が行われます。
openclaw dns setup --apply3. Tailscale の設定
Section titled “3. Tailscale の設定”Tailscale 管理コンソールで、以下の 2 点を設定します。
- Gateway の Tailscale IP(UDP/TCP ポート 53)を指すネームサーバーを追加します。
- 使用するドメイン(例:
openclaw.internal.)に対して Split DNS を設定し、上記のネームサーバーを使用するようにします。
設定が完了すると、iOS などのデバイスからマルチキャストを使わずに Gateway を見つけられるようになります。
便利なデバッグ方法
Section titled “便利なデバッグ方法”macOS をお使いの場合は、標準ツールを使って検出状況を確認できます。
-
インスタンスの一覧を表示する:
Terminal window dns-sd -B _openclaw-gw._tcp local. -
特定のインスタンスの名前を解決する(
<instance>を実際の名前に置き換えてください):Terminal window dns-sd -L "\<instance\>" _openclaw-gw._tcp local.
Troubleshooting
Section titled “Troubleshooting”よくある問題と解決策をまとめました。
- Bonjour がネットワークを越えられない: mDNS は同一 LAN 内でのみ動作します。ネットワークをまたぐ場合は Tailscale または SSH を使用してください。
- マルチキャストがブロックされている: 一部の Wi-Fi ネットワーク(公共 Wi-Fi など)では mDNS が無効化されていることがあります。
- スリープやインターフェースの切り替え: macOS がスリープから復帰した際などに、一時的に mDNS の結果が表示されないことがあります。その場合は少し待ってから再試行してください。
- 検索はできるが解決(Resolve)に失敗する: マシン名に絵文字や特殊な記号が含まれていると、解決に失敗することがあります。名前をシンプルにして Gateway を再起動してみてください。
設定についてさらに詳しく知りたい場合は、AI Setup Assistant も活用してみてください。
What’s Next
Section titled “What’s Next”- Discovery: 検出ポリシーとトランスポートの選択について
- Gateway pairing: Node のペアリングと承認プロセスについて
OpenClaw Expert
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