コンテンツにスキップ

OpenClawのロギング機能を使いこなす

開発を進めていると、原因不明のエラーに遭遇することがあります。ターミナルに溢れる大量のログから必要な情報を見つけ出すのは、非常に骨の折れる作業です。

OpenClawでは、開発者が効率的にデバッグできるよう、柔軟なロギング機能が用意されています。コンソールでのリアルタイムな確認から、詳細なファイル保存まで、状況に合わせた最適な設定方法を見ていきましょう。

  • OpenClawのインストールが完了していること
  • 設定ファイル(~/.openclaw/openclaw.json)へのアクセス権限

まずは、最小限の手順でログを確認・設定する方法を説明します。

  1. ログをリアルタイムで表示する CLIを使用して、現在出力されているログを追いかけることができます。

    Terminal window
    openclaw logs --follow
  2. ログレベルと保存先を変更する 詳細なログが必要な場合は、~/.openclaw/openclaw.json で設定を変更します。

    {
    "logging": {
    "file": "/tmp/openclaw/openclaw-debug.log",
    "level": "debug"
    }
    }

OpenClawには、大きく分けて「ファイルログ」と「コンソール出力」の2つのログサーフェスがあります。

デフォルトでは /tmp/openclaw/ 配下に、日付ごとのログファイル(openclaw-YYYY-MM-DD.log)が JSON 形式で作成されます。このファイルは Gateway ホストのローカルタイムゾーンを使用します。

ファイルログの挙動については以下の点に注意してください。

  • logging.level によってのみ制御されます。
  • --verbose フラグはファイルログのレベルには影響しません。

コンソール出力(stdout/stderr)は、ファイルログとは独立して設定可能です。

  • logging.consoleLevel: デフォルトは info です。
  • logging.consoleStyle: pretty、compact、json から選択できます。

ツール実行時の引数などに含まれる機密トークンを、コンソール出力時にマスクできます。これはファイルログには影響しません。

  • logging.redactSensitive: off または tools(デフォルト)を設定。
  • logging.redactPatterns: 独自の正規表現配列で上書き可能。

18文字以上のマッチした文字列は、最初の6文字と最後の4文字を残してマスクされます。それ未満の場合は *** と表示されます。

Gateway の通信内容を確認したい場合は、--ws-log スイッチが便利です。以下の4つのパターンで実行できます。

Terminal window
# 最適化モード(エラーや遅いコールのみ表示)
openclaw gateway
# 全てのWSトラフィックを表示(リクエストとレスポンスをペアで表示)
openclaw gateway --verbose --ws-log compact
# 全てのWSトラフィックを表示(エイリアスを使用)
openclaw gateway --verbose --compact
# 全てのWSトラフィックを表示(メタデータを含む完全なフレーム出力)
openclaw gateway --verbose --ws-log full
  • ファイルログに詳細な情報が出力されない --verbose フラグはコンソールの表示にのみ影響します。ファイルに詳細な情報を記録したい場合は、設定ファイルの logging.level を debug または trace に変更してください。

  • WhatsAppのメッセージ本文が表示されない WhatsAppのメッセージ内容は debug レベルで記録されます。コンソールで確認するには --verbose を使用してください。

設定やデバッグで行き詰まったときは、AI Setup Assistant も活用してみてください。

OpenClaw

OpenClaw Expert

まだ解決しませんか?

このページで解決しない場合は、OpenClaw Expertに直接質問してください。